特別区協議会は特別区(東京23区)の自治の発展を目的として設立された公益財団法人です
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更新日:2024年10月24日
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昭和22(1947)年発行
One23Vol.57(2024夏号)掲載
本資料は、昭和22(1947)年当時の全国区市町村別の人口や町・字の名称、学校・官公署・銀行等の所在地と、都道府県別の地図が掲載されています。
このような地方の現状を正確に記した資料は、戦前にも作製されていましたが、戦時下での情報統制により発行が禁止されてしまいました。また、以前の資料も戦禍の中で失われていきました。
そこで本書は、終戦を機に、改めて日常的な社会活動、ひいては地方自治政治等に役立てることを目的とし、1年6か月という月日をかけて作製されました。
この地図は、昭和22(1947)年4月当時の東京都の地図です。特別区は23区ではなく、22区に分けられています。このように、当初から23区だったわけではなく、区の数にも変遷があります。
東京都が誕生した昭和18(1943)年当時は35区でした。しかし、終戦後、区の自治権が拡充されたことや、戦禍によって各区の人口分布がアンバランスになったこと等を受け、本書の発行年でもある昭和22(1947)年の3月15日に、22区へと整理統合されました。
さらに、同年8月1日に板橋区から練馬区が分離・独立したことで23区となり、現在のような特別区の姿となりました。