特別区協議会は特別区(東京23区)の自治の発展を目的として設立された公益財団法人です
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更新日:2019年4月8日
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解説2
東京大都市地域の基礎自治体の役割ってどういうものだろう?
ポイント
人口減少も予測され、少子化と高齢化も進む中で安全・安心の施策網の構築が必要なんだね
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特別区基礎講座で学んだことを復習してみよう。最近の特別区全体の人口はどうなっていたかな? |
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2000年(H12)以降は、特別区全体の人口の伸びが大きくなっていました。 |
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特別区全体の人口増の要因は、実は社会増でしたね。 |
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うむ、今は他府県からの転入などにより、人口は増えておるが、この東京大都市地域にも人口減少が無関係ではなく、少子化や高齢化は進展しておるのじゃ。 |
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そうなると僕達の生活にはどういう影響が出てくるんですか? |
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私達が住んでいる基礎自治体が果たす役割が大切になってくる気がするわ |
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基礎自治体の役割がどういうものなのか、報告を読みながら確認してみよう。 |
東京大都市地域の基礎自治体(概要版2ページから:本文では7ページに記述)
21世紀に入り、わが国は本格的な人口減少時代に突入した。少子化の進行はこれまでの経済や地域の存立基盤に関わる深刻な問題であり、高齢化の進展は保健・医療・介護サービスの充実強化など待ったなしの対応を迫っている。人々の日常の暮らしに目を向ければ、地域社会と基礎自治体が対応を迫られている問題が多発している。
このような状況で、安全・安心の施策網を構築し、多様な住民ニーズに的確に応えていくことは住民に最も身近な「最初の政府」である基礎自治体の不可欠な役割であり、今後、その責任は増大する。
東京大都市地域にも人口減少・高齢社会が到来する時代に、真に住民が豊かさと潤いを実感できる社会を構築し維持するためには、地域の実情に合わせたきめ細かな対応が求められている。それゆえ、基礎自治体優先の原則に立って基礎自治体の役割と行財政体制を強化する分権改革をさらに進める必要がある。
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