特別区協議会は特別区(東京23区)の自治の発展を目的として設立された公益財団法人です
ホーム > 所蔵資料・統計データ > これ何の数字 > これ、なんの数字??129.8
更新日:2024年8月1日
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特別区に関するトピックを数字から紹介する、これ、なんの数字??
129.8は、平成27年国勢調査における特別区部の昼夜間人口比率です。
昼夜間人口比率とは、夜間人口を100とした場合の昼間人口の指数のことで、昼間人口と夜間人口の関係を表す指標で、マーケティング等の分野にも用いられることがあります。なお、夜間人口とは常住人口のことで、昼間人口とは常住人口から通勤・通学のための移動人口を増減した人口のことです。
平成以降の調査を見ると、平成12年の141.0をピークに昼夜間人口比率は下がっています。これは昼間人口も夜間人口も実数では増加しましたが、その上で夜間人口の伸びが上回ったことによります(グラフ)。この比率について、政令指定都市及び特別区という区分の中で見ると、特別区は大阪市(131.7)に次ぐ2番目で、大都市圏の中では依然として高い結果となっています。実数値を平成27年調査で見ると、昼間人口は約1,200万人、夜間人口は約930万人であり、通勤・通学により特別区内の昼間人口は約270万人も多くなっています。
では、特別区を区別にみるとどうでしょうか。地図は区別の比率を表しています。前述のように特別区全体の比率は100を上回っていますが、下回っている区が11区あり、特別区の約半分の区は夜間人口の方が多いということになります。
つまり、特別区全体で見ると昼間人口比率は高いといえますが、全ての区が高くなっているわけではなく、特別区の中でも特に中心部に集中しているということがわかります。
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