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更新日:2024年3月11日

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所蔵資料蔵出し「のびゆく東京」

のびゆく東京01

昭和29(1954)年発行

One23Vol.31(2018年冬号)掲載

今回は、小学生の社会科教育用に作られたと思われる60年前の副読本「のびゆく東京」をご紹介します。

東京について学びゆく

本書は、“あなたの住んでいる日本の首府東京”について、人口等の基本情報から地理、歴史、政治まで、社会科全般の内容が分かりやすくまとめられています。

60年前の小学生向けということで、現代とは一味違う表現で、端的に東京を捉えた一冊です。本書からの抜書き部分を“”として紹介していきますので、当時の様子を思い浮かべながらお楽しみください。

のびゆく人口

「のびゆく東京」という名のとおり、まずは一番伸びたであろう人口についてのページをめくってみます。

昭和29年当時の東京都の人口は“どの府県よりも一番多く、およそ750万人”と現在の6割にも満たない数ですが、“戦争がおわってから急にふえ出し、毎年約40万人ぐらいずつふえて”と、それが大変なスピードであったことがうかがえます。

発展しゆくまち

この人口統計を裏付けるように、急激に発展していく23区部の様子についても、面白い記述がされています。

“だいたい千代田区のあたり”の都心については、“丸ビルなどのビルディングがそびえ、(省略)朝夕ここにかよう人たちで、たいへんなこんざつをします。”との説明が。

“隅田川の両がわにひらけているこのあたり”の下町については、“たくさんな人と、品ものとお金が、ここにあつまって(省略)きれいな品ものをたくさんそろえて、人々の心をそそっています。”と。この当時の下町は、中央区、台東区、江東区、墨田区のことを指しています。

のびゆく東京02

東京都全域の人口割合を示した図

余談ですが、郡・市・島を含む東京都全域の人口割合を示す図から、パソコンなどない当時の大変さをうかがい知ることができましたので、ここに紹介します。

古い資料が伝えゆくこと

いかがでしたか?当時の文章から、昭和29年の東京を頭に思い描くことができたかと思います。

このような古い資料は、歴史の実際を知ることができる貴重な記録です。当センターでは、これらの歴史的資料について、紙が劣化しないよう脱酸性化処理を施し、実際に手にとって閲覧いただけるよう保管状態を整えています。興味のある方は、お気軽にカウンターまでお声かけください。

お問い合わせ

所属課室:事業部調査研究課

電話番号:03-5210-9683

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